2021.3.31
慶應義塾大学医学部贈医奨学金の顕彰部門に採用して頂き、天谷医学部長より賞状を授与して頂きました。本奨学金は「学術活動、文化・芸術活動、スポーツ活動、社会貢献活動などの多様な分野において、医学部学生の範となる特に優れた業績をあげた学生」に給費されます。
歴史ある第一会議室で授与式をして頂きました。天谷先生から、伝統を学んだ上で、チャレンジ精神を忘れず、先導者になって周りと化学反応を起こしていい影響を与えられるように。焦らずに、じっくりと自分のしたいことを磨くように、と大変ありがたいお言葉を頂きました。
医学部生活や医師キャリアを考える上で、ヴァイオリンとどのように関わっていきたいか・いけるかということは常に試行錯誤しながら考えていましたが、音楽を通しての様々な出会いや励ましがあったおかげで、今日に至っています。音楽を通して患者さんと心でのコミュニケーションを図り、精神的な痛みに寄り添いたい、という初心を忘れず将来も弾いていたいなと思います。学生最後の1年間である2021年度も、自分の演奏会と主宰する学生室内楽団体での演奏会を企画しています。無事皆様にお会いできるよう願いつつ綿密に準備したいと思います。
2021年度は学業面においては、国試勉強ももちろん大切ながら、きちんと自分の意見や学んだ内容を言葉でアウトプットできるようになるのが個人的な課題です。音楽と医療を繋ぐという大きな目標のもと、音楽神経学(音を聴く時の生理的反応や音の認知機構を説明する学問)の勉強会を医大生や芸大生と共に行っています(Arts Meet Science 学生プロジェクトの一環です)。いくつか進行中の議論の結果をきちんと発表できる形まで持っていきたいです。興味を同じくした友人や、その分野が得意な学生などと一緒に議論を交わせる環境にあるのはなんともありがたいことです。周りと分担して助けて頂きつつ教えてもらいつつばかりでで心強いけれども、自分ももっと勉強せねば。
学生最後の1年間、気持ち新たにがんばります!
I got a scholarship from my university, Keio University School of Medicine for my violin playing activities and academic performance, and the Dean of the School of Medicine presented me with the commendation.