• Kanon Kobayashi/ 小林香音

『音楽嗜好症』- 音楽の受け取り方は千差万別。

読書録『#音楽嗜好症―脳神経外科医と音楽に憑かれた人々―』(Oliver Sacks)🧠🎼

数日前にネットニュースで話題になった、このピアニスト。(脳神経内科医の著者がちょうどこの本の中で紹介して有名になったようです。) 普段右脳を一部抑制している左脳ですが、左脳に脳損傷が起きるとその抑制が解除されて、サヴァン(潜在的にあったのに抑制されていた能力が突出する)が起きたということだそうです。



このように脳損傷や脳腫瘍によって音楽に対する反応が変わってくる例が色々紹介されています。(他にも、曲の区別がつかなくなったり、絶対音感が消えたり、音が歪んで聞こえたり、音楽に無興味だったのに関心が生まれたり、逆に関心が全くなくなったり、など。)

また、この本には音楽が原因で苦しんでいる人の例も出てきます。 音楽でてんかんが誘発されたり、音楽幻聴(難聴などによってインプットされる音が少なくて、脳がバグを起こして音楽が執拗に脳内で鳴る)があったり、失音楽症(音楽が不快な金属製の反響つきの騒音に聞こえる人)など…。

その反対に、音楽が生きる上で必要な人も紹介されています。筋肉の不随意運動がピアノをひいている時だけ消える人、話し言葉は認識が困難でも話を音楽にすると理解できる人…。音楽に対する受けとり方は千差万別だと思い知らされます。

他にも、絶対音感、共感覚、イヤーワーム(音楽が頭の中で繰り返し再生されることありませんか?それです)など音楽に関係している現象の例が沢山まとめられています。絶対音感はその人の母語によって習得率が違うらしい!中国語、べトナム語など、音の高さで意味が変わる言語話者の子供の方が習得率が高いそう。(訓練が低年齢のほど習得率up)


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