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メンデルスゾーン『無言歌集』曲目解説
ピアノ・ヴァイオリン・チェロの楽器により、「 歌」を奏でることをテーマにした演奏会『無言歌~音楽は語る~』を企画/開催しました。( 演奏会の様子はこちら ) 私が一番好きな作曲家のうちの一人はメンデルスゾーンです。 新型コロナウイルスで社会活動が制限されたとき、社会との繋がりが希薄になり孤独を感じた時に、最も自分自身を奮い立たせてくれたのはメンデルスゾーンの『無言歌集』でした。 この曲集では、特定の状況に左右されない、さまざまな感情・情景が情感豊かかつ穏やかに表現されていると感じます。 今回は、曲目解説として、メンデルスゾーン本人が遺した手紙を大きく参考にしながら、この曲を読み解いてみたいと思います。 19世紀の作曲家メンデルスゾーンはドイツ・ハンブルクにて ユダヤ人 の裕福な一家に生まれ、「 ドイツ社会の中で認められていく 」という一家の重い使命も背負って、英才教育を受けました。 本人の性格的にも 勤勉で真面目 であり、音楽、絵画、文学など学んだものは、 何でもできて 、才能が花開いていきました。 一方で、当時強まりつつあった反ユダヤ主義の社会
1月2日


ガーシュウィン『ポーギーとベス組曲』 曲目解説
名曲だらけのガーシュウィン作曲のオペラ『ポーギーとベス』から抜粋してヴァイオリンの名手ハイフェッツが編曲した、ヴァイオリン&ピアノの演奏会用組曲です。
長くて複雑な物語のオペラを簡単にまとめてみました♪ (画像は生成AIに作らせました)
2025年12月9日


ストラヴィンスキー『ディベルティメント』曲目解説
今回は2025年2月24日の演奏会『Esprit~香りたつ音楽~』から、曲目解説を抜粋します。 反響のあったインスタの”ストーリー”での投稿も合わせてまとめます↓ ストーリー性があって弾いていても聴いていても楽しい&そしてチャイコフスキーの引用のため聴きやすいメロディも満載の魅力的な曲です♪ ストラヴィンスキー | バレエ《妖精の接吻》より『ディベルティメント』 Stravinsky Divertimento from "Le baiser de la fée" 解説 ストラヴィンスキーは、19世紀末のロシア生まれの作曲家で、ロシアのバレエ団の音楽を依頼されたところからキャリアがスタートし、気鋭 の作曲家としての評判を高めていきました。 今回の作品はフランスで活躍していたロシア出身のバレリーナが率いる バレエ団のオペラ座での旗揚げ公演のための作品『妖精の接吻』から、作曲家本人による抜粋でのヴァイオリン編曲版です。 ストラヴィ ンスキーはロシアの偉大な作曲家でバレエ音楽の多くの傑作を生み出したチャイコ
2025年5月18日


ハートフルコンサート曲目解説_2021.10.31
2021年10月31日、東京都・港区立高輪区民センターにて、妹・小林絵美里とピアニスト多川響子先生とのトリオ公演を行いました。(演奏会記録はこちら) 曲目解説をここに転載します。(文責:小林香音) ~曲目~ シューマン:3つのロマンス作品94...
2021年10月31日


バルトーク『ルーマニア民俗舞曲』
ルーマニア民俗舞曲 (バルトーク) 1. 棒踊り 2. 腰帯踊り 3. 足踏み踊り 4. 角笛の踊り 5. ルーマニア風ポルカ 6. 速い踊り バルトークは、民謡採集を行って独自のスタイルを打ち出したハンガリーの作曲家です。ルーマニアは当時のハンガリー王国の一部で、『ルーマニア民俗舞曲』は、少し土臭くも生命力に溢れた6つの民謡を主題にしています。 バルトークは第一次世界大戦を経験して鬱病となり、2年間作曲を中断したのちに再び作曲を始めました。『ルーマニア民俗舞曲』はこの時期に作曲した最初の作品の一つです。 バルトークはルーマニアの民俗音楽がハンガリーのものよりもはるかに多様性に富んでいることに気付き、ルーマニアのトランシルヴァニア地方を何度も訪れ、人々の音楽を録音し、書き写しました。リズム、音色、バイオリン、ギター、農民の笛、バグパイプなどの地元の楽器のさまざまな組み合わせは、20世紀の芸術音楽に導入すべき新しい刺激的な要素を探求する上で、非常に刺激的であることが彼の取り組みによって証明されました。 民俗音楽研究の第一人者であったバルトークは
2020年10月29日


チャイコフスキー『懐かしい土地の思い出 作品42』
チャイコフスキー『懐かしい土地の思い出 作品42』 1.瞑想曲 Méditation 2.スケルツォ Scherzo 3.メロディ Mélodie ロシア出身の作曲家チャイコフスキーが1878年に作曲しました。哀愁漂う第1曲目の『瞑想曲』、一転せわしなくリズムが刻まれ躍動感のある第2曲目の『スケルツォ』、アンコールピースとしてもよく演奏される有名曲である第3曲目の『メロディ』の3曲から成る小品集です。 完成するとパトロンであった女性に、感謝の印として送られました。 実は、チャイコフスキーがヴァイオリン協奏曲の第2楽章に取り組んでいて作曲されたのが第1曲目『瞑想曲』でした。つまり、協奏曲の緩徐楽章にするにしては『瞑想曲』は内容が薄いと判断し、改作して2つの楽章を後ろに追加し、今ある形の小品集になったのです。 この小品集はチャイコフスキーのパトロンであったナデーシュダ・フォン・メック夫人が所有していた ウクライナの田舎町 の領地であるブレイロフで作曲され、完成すると夫人に贈られました。 「私の作品をマルセル(夫人の財産管理人)に託して、あなた(メ
2020年10月29日


ウィニアフスキ『モスクワの思い出』
ウィニアフスキの『モスクワの思い出』は、ヴァイオリニストとして彼が1851年から1853年にかけて15-17歳の若さでロシアを演奏旅行して回った時の印象を基にして作曲されました。途中、単旋律で『赤いサラファン』のメロディが出てきますが、この曲は実はその民謡の変奏曲なのです。...
2020年10月29日


ファリャ『スペイン舞曲』(クライスラー編)
ファリャはスペインの作曲家で、マドリードでピアノと作曲を学び、舞台音楽作品を数多く作りました。作曲を学んだ師の影響で、スペイン民族音楽、とりわけフラメンコに興味を持ち、多くの作品にその影響が見られます。今回演奏する『スペイン舞曲』は、ファリャが1905年に作曲した"はかなき...
2020年10月28日


シュトラウス『ヴァイオリンソナタ』
R.シュトラウス: ヴァイオリンソナタ(1888年) 以下の文章は筆者の主観が入っている記事であることをご了承ください。※2024.3 一部を削除しました。 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)は後期ロマン派に分類されるドイツの作曲家です。...
2020年10月26日


エイミー・ビーチ 『ロマンス 作品23』
曲目解説 エイミー・ビーチ 『ロマンス作品23』 女性の作曲家として、誰を思い浮かべるでしょうか。女性の作曲家は今までの絶対数が少なく、男性作曲家に比べ、演奏機会は圧倒的に少ないのは皆さんが感じている通りです。 まず有名なのがロベルト・シューマンの妻のクララ・シューマン、フ...
2020年9月13日
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