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ガーシュウィン『ポーギーとベス組曲』 曲目解説

  • 執筆者の写真: Kanon Kobayashi/ 小林香音
    Kanon Kobayashi/ 小林香音
  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

更新日:3 日前

ガーシュウィン | ポーギーとベス組曲(ハイフェッツ編) 

Gershwin Porgy and Bess Suite (Arr. Heifetz) (excerpts)

ヴァイオリン, ピアノ


今回は2025年2月24日の演奏会『Esprit~香りたつ音楽~』から、曲目解説を抜粋します。


名曲だらけのガーシュウィン作曲のオペラ『ポーギーとベス』から抜粋してヴァイオリンの名手ハイフェッツが編曲した、ヴァイオリン&ピアノの演奏会用組曲です。

長くて複雑な物語のオペラをざっくり6枚の画像で簡単にまとめてみました♪ (画像は生成AIに作らせました)

反響のあったインスタの”ストーリー”での曲目解説投稿も合わせてご覧ください!

まず作曲の背景から。


ガーシュウィンは20世紀末のアメリカ🇺🇸出身で、諸外国から多様な文化を持った人々が集まるパリの寛容さに惹かれてパリに滞在し、文化や人々から作曲の着想を受け、ラヴェルやストラヴィンスキーなど作曲家と交流しています🇫🇷


今回演奏する曲のオリジナルは、ガーシュウィンが作曲した全体で4時間のオペラ『ポーギーとベス』です。


彼は作曲にあたり実際に舞台となったサウスカロライナ州を訪れて現地の人のコミュニティに入り、音楽を肌身で感じています。


舞台はアフリカ系アメリカ人が住むとある田舎の漁師町で、夫婦が赤ん坊を子守している冒頭の場面の歌が『Summertime』『A woman is a sometime thing』です。

ポーギーとベス summertime

a woman is a sometime thing porgy&bess_kanon



さて、ここから物語は本筋に入ります。


ベスBessという女性の、その夫は、荒くれ者。

夫が殺人を犯して逃亡し、ベスが街人から避けられ行くあてなく辿り着いた先が、足の不自由な男ポーギーの家でした。

a woman is a sometime thing_porgy&bess_kanon

ベスとポーギーの二人が愛を誓い歌うのが『Bess, You Is My Woman Now』です。

ポーギーは前からベスのことが好きでした。 二人は一緒に暮らすようになります。

bess, you is my woman now_porgy&bess_kanon


bess, you is my woman now2_porgy&bess_kanon

そこに殺人を犯して逃亡していた夫妻(ベス)がいるはずの自宅に帰ってきますが、

ベスがいなくなっていることに気づきます。

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ベスがポーギーの家にいることを突き止めたベスの夫は、ポーギーの家に突撃します。

しかしポーギーは、やってきたベスの夫を殺してしまい、逮捕されてしまいます。


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その間に、遊び人の別の男がベスを誘惑します。『It ain’t necessarily so』はこの遊び人の歌です。


ベスは、この誘惑に乗り、この遊び人の男ともに二人でニューヨークに船で旅立ってしまいます(『There‘s a boat dat’s leavin‘ for NewYork』)。

there's a boat dat's leavin' soon for NY_kanon



その後ポーギーは釈放されますが、ベスを探してももうNYへ旅立ってしまった後。

ポーギーもベスを追いかけてNYに行くことに。(~終~)



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大崎由貴(ピアノ)、小林香音(ヴァイオリン)
大崎由貴(ピアノ)、小林香音(ヴァイオリン)

今回の演奏会の解説から抜粋です。

ジャン = マリー・ルクレール:ヴァイオリンソナタ第3番ニ長調

ラヴェル:ハバネラ形式の小品

フォーレ:子守唄

ストラヴィンスキー:ディベルティメント

ガーシュウィン:『ポーギーとベス組曲』(ハイフェッツ編)より抜粋

フランク:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ

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