10月20日、船橋市役所のロビーにてピアノの佐竹那月さんと演奏をしました。
市役所のお昼時、月一度、一時的に待合のロビーに椅子が設置され、このような音楽の演奏の場になるそうです。
演奏の間は一部業務をストップして下さるとはいえ、人の出入りがあったり、業務が続いていたりという特殊な環境での演奏です。
そんな中、聴いてくださる方の注意が音楽にのみ向き、周囲が聞こえなくなるかのような空間を作ることができたらいいなと思い、あえて「動と静」のメリハリがはっきりしていて、音楽の「空間」や「間」が大事になるような曲であるドビュッシーのソナタを中心に選曲しました。
実際に、お客さんの集中が一瞬の「間」や残響に向いてくださっているのをひしひしと感じ、非常に手応えを得ることができた貴重な経験でした。
当日は設置された座席だけでなく、バルコニーや階段から足を止めて聴いて下さる方も多くいて嬉しかったです。
市民の方と気軽に音楽で交流できる場としての、このような機会が他の自治体でも広く行われていったらいいなと願います。
このような機会を作って下さいました船橋市役所の職員の皆様に心からお礼申し上げます。
We performed Debussy's sonata and other works for the citizens at the city hall.