大阪府高槻市の摂津響Saalさまで、バッハの誕生日の3月21日(火㊗︎)15時から、全曲バッハの演奏会を行いました。

Bach in the Subwaysはバッハの音楽を世界中のどこでも誰にでも届けることが趣旨のチャリティー企画で、2010年以来40か国200都市に広がっているそうです。
共演はいつもお世話になっている山口美樹子先生、同門の竹内麻祐さんでした🌸
地元のお客様はじめ、バッハが大好きなお客様方で会場が満員になり、本当に嬉しかったです。
お客様の一人が、ご自身の大切なバッハグッズコレクションを持ってきてくださいました!↓

演奏を始めた途端に、お客様方が集中して聴いてくださっているのを肌で感じ、色々な演奏のインスピレーションが湧いてきました。
ライブの醍醐味です。
バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータといえば、ヴァイオリニストのバイブル的存在。
コンクールはじめ、幾度となく演奏してきましたが、弾くと心の内、精神状態が全て透けて現れてしまうようで、自分と向き合うための曲だと、どこかで少し恐れている部分がありました。
改めて向き合うと、音楽自体の純粋な美しさと力強さから力をもらい、このメロディや和声は魅力的なんだろう、ここはなんかロックで楽しいな、など新しい発見がありました。
演奏会で、こんなにたくさんのお客様がバッハが好きで、その音楽を一緒に楽しんでくださったということに、非常に励まされました。
ヴァイオリン協奏曲第2番は、ヴィヴァルディの『四季 - 春』に似て、暖かな日差しを感じ始めるこの季節にピッタリの曲。
演奏会の最後には、G線上のアリアを。

G線上のアリアの演奏の様子はYouTubeでご覧いただけます。
素敵な機会に感謝です。

【曲目】
🔸無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 (小林)
🔸無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番 (竹内)
🔸平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番 (山口)
🔸ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV 1042 (小林/山口)
🔸主よ人の望みの喜びよ (トリオ)
🔸G線上のアリア (トリオ)