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Kanon Kobayashi/ 小林香音

20.10.31大阪府茨木市にてリサイタル


小林香音ヴァイオリンコンサート

~四弦が誘う心象風景~


秋も深まり、銀杏の色づき始める美しい季節になりました。


大阪府茨木市で演奏会無事終演しました。

まず無事に開催でき、満席の皆様にお越しいただけたことだけでも大変ありがたいことです。✨


皆さまに温かい拍手とご感想を頂き励みになりました。特に、曲によって違う風景が想像できたというご感想を頂けたのは、今回の演奏会のテーマともしていたので本望です。



音楽もお人柄も素晴らしいピアニストでいらっしゃる多川響子先生と共演させて頂けたのも嬉しかったです。主催して下さった中村さんにも心から感謝です。



思い返せば今回の演奏会のご縁は、昨年の大阪でのリサイタルシリーズから始まっています。音楽を通して色々な方とお知り合いになれ、広がるご縁があるのは、私にとって音楽の醍醐味の1つでもあります。



大阪の皆様本当にありがとうございました。また次回を私自身心待ちにしております。

 

今回はベートーヴェンのスペシャリストでもある多川響子さんとの共演ということで、ベートーヴェンの初期のみずみずしい作品をコンサートの最初に演奏しました。 ベートーヴェン『ヴァイオリンとピアノのためのロンド ト長調 WoO40』 ベートーヴェンが1790〜1792年の間、つまり20歳前半に作曲したと推定される曲です。WoO40というのは、作品番号がつけられていない小さな作品の整理番号です。

祖父が亡くなり金銭的援助が途絶えると生活は困窮し、さらに母は肺結核で死没し、父もアルコール依存症となり失職し、若きベートーヴェンは父や幼い兄弟の世話に追われる苦悩の日々を過ごしました。1792年、ハイドンに音楽の才能を見出され、弟子入りを許されます。この頃はまだ耳の病に悩まされることもなく、古典派の様式に忠実に、明るく活気のある曲を書いていました。今回演奏される曲も、可愛らしく無邪気な主題が繰り返され、間には少し悲しげな旋律や勇ましいモチーフが挟まれます。この曲を題材にクライスラーが『ベートーヴェンの主題によるロンディーノ』を作曲したことで、この原曲の魅力も見直されることになりました。


2020.10.31 @アマービレホール


Program ベートーヴェン:ロンド ト長調 WoO40 R.シュトラウス:ヴァイオリンソナタ

-休憩- ファリャ:スペイン舞曲 (クライスラー編曲)

チャイコフスキ:懐かしい土地の思い出 作品42

ウィニアフスキ:モスクワの思い出

バルトーク:ルーマニア民族舞曲


アンコール

ピアソラ:タンティ・アンニ・プリマ(アヴェマリア)

ブラームス:FAEソナタより第3楽章スケルツォ

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