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Kanon Kobayashi/ 小林香音

短期音刺激により誘導される神経活動のレビュー執筆(Brain Sciences掲載)

Brain Sci. 202414(2), 131; DOI: 10.3390/brainsci14020131


学術団体Arts Meet Sciences for Studentsの元共同代表を務めた司馬先生と執筆したレビュー論文がpublishされました!


脳波と脳磁図を用いて測定した時の、短期(数分〜数時間)の聴覚刺激を被験者に与えた時の神経活動の変動についてまとめたレビューです。


従来の聴覚刺激を用いた実験系は、長期の音楽訓練の効果を検証するものが多くを占めていました。具体的には、長期の音楽訓練を経た音楽家と非音楽家を比較して、両者でどのような神経活動の違いがあるかに着目したものや、長期の音楽訓練の前後を調べて、その効果を検証するものなどです。


しかし、数分や数時間といった、もっと短期間の音楽(や音刺激を用いた実験系)を与えることによっても、脳活動には曝露前後で変化が見られることがわかってきています。

さらに言えば、曝露中にも動的に神経活動は変動しているし、

聴覚刺激を聞く状況下に置かれた時、その刺激が与えられる「前」の時間帯にさえも、(刺激をpredictすることにより)、脳のoscillationには変動があることが知られています。


これら(下線)の3つの時間軸に分けることにより、短期間の音刺激を受けた時の神経活動の変動に関する膨大な文献を、レビューとして集約化することを試みました。


Cf 司馬先生執筆の解説


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